都市と緑の中心に佇む
色彩豊かな大規模マンション
ルネ桜楓館 千里中央
(大阪府箕面市/
2005年竣工/全143戸)Renai Mansion
桜楓館。その名の通り、楓の並木と桜に彩られた公園と隣り合う全143戸の大規模マンション。採用したのはモダンでシャープなイタリアンデザイン。フォルム全体を縦横の格子ラインによってシャープに引き締めつつ、鮮やかなディープレッドをアクセントに、低層部にはオリーブグリーンの面積を増やし、緑豊かな周辺環境との調和を図っています。また立地においては、2003年に複合商業施設「みのおキューズモール」がオープンするなど、開発が進んでいた箕面市の可能性に注目。2019年現在、近隣で2021年に大阪大学箕面キャンパス、2023年には北大阪急行電鉄南北線「箕面船場阪大前」「箕面萱野」の2駅が開設を予定しており、さらなる発展が見込まれています。
一目見たら忘れがたいヴィヴィッドカラー。
鮮やかな外観<個性際立つデザイン>Declaration
印象は鮮烈。格子状に配された赤のラインと、低層を彩る落ち着いた緑。シャープなフォルムに強烈なインパクトを与えるヴィヴィッドなカラーリング。一度見たら決して忘れられない、飛びぬけた個性。しかし不思議と周囲を彩る木々の緑や落ち着いた街並みに溶け込んでいる。住人を内へと誘う石張りのエントランスが、程よい落ち着きをもたらしているからだろう。「個性的なカラーリングは遠目にも、とても目立ちます。家を訪ねられた時、あの赤いマンションというと、たいてい通じてしまうくらい、個性が際立っています」。
堂々たる石張りのメインエントランス。外からでも正面ガラス越しに中庭を見通すことができ、懐の深さを感じさせる
緑豊かな環境に調和するように、マンション南側に配された種々の植栽。夜になるとライトアップされ、夜道を美しく彩る
開放感抜群のエントランスホール。天井と壁面の間接照明が広い空間を柔らかく照らし、上質感を演出
時が経っても色褪せない、
エリアで一番目立つマンションですOWNERʼ S VOICE
その外観、カラーリングは現地から約3.9km離れた高台に位置する箕面市立総合運動場のスカイアリーナから望む街並みの中でも、
はっきりと判別できるほど特徴的
格子状の赤いラインと、低層部の緑の外壁は本当に目立ちます。街を一望できる高台からでも、一目でわが家を特定できるくらい。何十年もかけてようやく実現する北大阪急行電鉄南北線の新駅開設で、これからもっと盛り上がるエリアで一番目立つマンションに暮らしているというのは、少し誇らしいですね。夜にライトアップされると、また雰囲気が変わります。特に石張りのエントランスは幻想的で綺麗です(40代女性)
未来を見据えたエリア選定。
次世代へと受け継がれるマンションへ
<立地の先見性>Declaration
メンテナンスハッチを抜けて屋上へと足を踏み入れると、一陣の風が吹き抜ける。周囲に比類する高さの建物はなく、開放的なロケーション。視線の先に箕面市の街並みを一望できる。美しい稜線を描く緑豊かな山並みを近くに望みながら、暮らしを支える都市機能がコンパクトにまとまった心地よい生活圏。
そして今、新駅や駅ビル、大阪大学の新キャンパスの工事が着々と進行。生まれ変わろうとする街の息吹、鼓動が伝わる。「この街は本当に快適。暮らしやすさや住み心地の良さは、単純に駅からの距離では測れないと実感しています」
用途地域の制限により、地上10階以上の建物が周囲に建ちにくい環境が、開放的なロケーションを生み出している
入居前から思い描いていた未来に、
現実が追いつきましたOWNERʼ S VOICE
周囲に高い建物がなく、広い道路と公園に面しているため、低層部であっても十分な開放感が得られるという
販売当初既に、北大阪急行電鉄南北線の新駅ができるということは伺っていました。既に複合商業施設のヴィソラ(現:みのおキューズモール)や箕面市立病院、市役所などが近くにあり、生活に必要な環境は整っていますが、さらに便利で楽しい街になりそうです。箕面市のサポートも手厚く、例えば医療費助成が小学6年生から中学3年生までになり、現在では高校卒業まで無償になりました。どんどん暮らしやすくなる未来を見据えてこの場所にマンションをつくったとしたら、すごい先見性ですよね(40代女性)
一人ひとりが"自分らしく"
暮らせる環境づくり
<良好なコミュニティ>Declaration
優美なエントランスを抜け、住戸棟へ足を踏み入れる。その先には車いすでも悠々と通れる広い廊下。ユニバーサルデザインを取り入れたマンション内には、段差が少なく、廊下の突き当たりに位置する集会室まで緩やかなスロープが延びる。
ふと振り返ると、マンション名にも冠されたシンボルツリーの楓が中庭を彩る。冬になるとクリスマスツリーが姿を現し、煌めく灯りが住人達の目を楽しませる。「共用施設は最低限ですが、その分、あるものを大切にしています。住人同士のつながりは緩やかながら良好です。各々が自由に市のコミュニティ施設等を活用して、趣味や習い事を通じて交流の輪を広げています」
「大震災と猛烈な台風という大きな災害を乗り越え、改めて住人同士のつながりの大切さに気づきました。完成から20年が経ち、これから緩やかに世代交代が進んでいくでしょう。その中で、この緑と水に恵まれた環境と良好なコミュニティを継承し、色々な個性や特技を活かしながら誰もが楽しく暮らせる、そんなマンションであり続けてほしいと願っています」
広々とした集会室はキッチン完備でパーティールームとしても活用できる。壁一面の収納には子どもの遊具も収納されており、キッズルームとしても機能する
シンボルツリーの楓と柱のオブジェが印象的な中庭。クリスマスは賑やかに飾り付けを行う。夜にライトアップされると、一味違う趣に
余分がないからこそ
"暮らしの本質"を捉えていると感じますOWNERʼ S VOICE
ペットボトルや空き缶などの資源回収を活用し、管理費の積み立てを行うことで、
コミュニティ活動の費用やいざという時の修繕費なども安定して賄えている
共用施設は集会室だけですが、住戸数に対して駐輪場は200%、駐車場も100%完備。このエリアの重要な移動手段となる自転車と車を安心して所有できるように配慮されています。フラットフロアや浴室の手摺、廊下のスロープなど、バリアフリーをしっかりと備えているので、小さい子どももお年寄りも安心して暮らせます。緩やかに世代交代も始まり、子どもも増えてきているので、新しいコミュニティ活動も考えていきたいですね。色々と楽しみが尽きません(40代女性)
MANSION PROFILE
重厚な石造りのエントランスと、赤と緑のカラーリングのボディのコントラストが強烈な印象を放つ。
左は2019年11月撮影のエントランス側から見た外観。右は2005年1月竣工当時の写真。上が外観、下がエントランスホールから見た中庭
ルネ桜楓館 千里中央
竣工年月:2005年1月/交通:北大阪急行電鉄南北線 「千里中央」駅 徒歩20分/構造:RC造15階建/敷地面積:2,955.94㎡/総戸数:143戸/専有面積:73.97㎡~97.81㎡/間取り:4LDK/共用施設:エントランスラウンジ、エアカフェ(集会室)/設備等:24時間管理システム「アウル24」、超高速光ファイバー・ブロードバンド100Mbps「BROAD-GATE 01」(USEN)※1、サイクルポート(25区画/駐輪場は別途)、RV車対応駐車場(駐車場比約40%)
※1.2019年11月に通信速度はを1Gbpsにする回線工事を実施
《取材・撮影 2019 年 10 月、11 月》