花小金井商栄会に聴く
“街の魅力”
今回は、この街をずっと見守ってきた方だからこそわかる、
街の変わらない魅力、深まった魅力を知るため、花小金井駅前を訪問しました。
花小金井駅周辺
「花小金井」駅周辺の120余の会員が集まった花小金井商栄会は、50年余の歴史を誇る多種多様な店舗・職種による商店会。小平市の玄関口を長く形成してきた商店会です。この度は駅前、西武新宿線線路すぐ側で商店会イベントポスターの企画デザインや印刷・文具販売等を展開する「まるぶん」代表取締役であり、商店会会長を務める飯野英雄さんにこの街の魅力を伺いました。
花小金井商栄会会長 小平商工会 理事
飯野 英雄氏
多くのショップ・医院が集積する
花小金井商栄会
街の名前の由来となった
豊かな自然の潤い
「花小金井」。その駅名は、この地が花見の名所であったことに
由来すると言われています。
その豊かな自然と人々を魅きつける美の開花こそがこの街の特徴なのです。
約21km超もの長さで続く多摩湖自転車歩行者道
飯野氏
武蔵関あたりから狭山湖まで続く全長21kmともいわれるサイクリングロードですが、地元の人間にとってはランニングコースですね。42.195km走行するような本格的なランナーにも親しまれています。緑が連なり春には桜のトンネルになるこのサイクリングロードと、野火止用水・玉川上水を結ぶ三角形が「小平グリーンロード」。「花小金井」の駅名の由来は、もともと玉川上水の畔の桜だと言われていますが、自転車道・遊歩道・緑道など様々な呼称で親しまれるこの道は、緑と花が多いこの街の象徴。通勤・通学を気持ちよく演出してくれています。
都立公園第4位の規模を誇る小金井公園
飯野氏
「小金井公園」はいうまでもなくとにかく広い。80ha超、あの「上野恩賜公園」の約1.5倍。昔はほんとうに、鬱蒼としたひとつの森でした。戦後に東宮仮御所として使用されるなど天皇陛下にも所縁があり、近くに小金井カントリー倶楽部もあって趣があるのも魅力だと思います。「江戸東京たてもの園」があることで海外の方も訪れますし、花見もバーベキューも、遠方からたくさんの方が訪れます。ただ、地元の人は小金井公園に行かずともあらゆるところで桜を楽しめるんですよね。季節の移ろいを感じられる自然を背景に、「住み」「暮らす」ことができるのが、この界隈にしかない魅力ではないでしょうか。
多彩なグルメ・スイーツを
愉しめる街
飯野さんが、「和・洋・中なんでも揃っていて、
美味しいお店はたくさんありますよ」とおっしゃる花小金井。
「とくに洋菓子店などこだわりのお店がたくさんあります」
と教えてくださった南口は、花小金井という街の名にぴったりの、
華のある、日常を彩るスイーツ店が見つかりました。
花小金井はその名のとおり、華のある、
日常を彩るスイーツが見つかる街でもあります。
パティスリードゥネル
1904年、「小金井公園」のほど近くに開業した老舗洋菓子店。ケーキ、ジェラート、マカロン、ショコラ等の200種類以上の本場ヨーロッパ菓子やベーカリーをすべて手づくりで製造。できたて菓子をオーガニックの紅茶やコーヒーと共に愉しめるフランスのパティスリースタイルのオープンテラスも魅力です。
SHOP DATA
パティスリードゥネル
住所小平市鈴木町2-865-19
営業時間営業時間:10:30~20:00(不定休)
ラローズブランシュ
多摩湖自転車道沿い、緑道を見渡せる特等席もあるとっておきのスイーツがあるカフェ。お庭には草花、「ローズガーデン」という名のパフェなどまさに“花”小金井らしいお店です。パフェの他、ケーキもランチも。素敵なひとときを過ごせます。
SHOP DATA
ラローズブランシュ
住所小平市花小金井6-45-25
営業時間営業時間:10:00~17:00(火・水曜日定休)
パティスリーレジュニール
最高の口溶けを追求したジェノワーズと源泉された生クリームによるショートケーキ等のアントルメ、可憐で贅沢な味わいが愉しめるプチガトー、ギフトセットもある焼菓子。究極のなめらかさを味わえるプリンなど、こだわり抜かれた食材とフランスで修行したパティシエによる技術が薫る逸品が味わえます。
SHOP DATA
パティスリーレジュニール
住所小平市花小金井南町1-31-21シャルマンM1F
営業時間10:30~19:30(不定休)
暮らしやすい
ヒューマンな魅力にあふれる街
飯野さんが、「子どもにとっても、
お年寄りにとっても住みやすい」というように、
お店も施設も周囲を圧迫するような
存在感を誇示するのではなく、
確かな個性を発信しながら調和している、
それが花小金井の魅力。
便利さと、やさしさが漂う街です。
小平市最大、
ヒューマンな街を象徴する商店会
飯野氏
120余の会員数を誇る花小金井商栄会は、「市内でいちばん大きい商店会です」と飯野さん。商業ビル型の店舗が集っているのではなく、基本的には個人の特徴を生かしたお店が多いヒューマンな商店会です。毎年7月下旬の週末2日間に開催される「夏祭り」(花小金井自治会と共同開催)も初日の土曜日は和太鼓や金魚すくいなど昔ながらのもの。無料スイカ割り大会やこども神輿などお子さまが楽しめるのも特徴です。
やっぱり、花と緑に囲まれて「住み」「暮らす」街なんですね。私たちもお住まいの方に寄り添う、ヒューマンな存在でありたいと思います。
サンバフェスティバル
飯野氏
「夏祭り」の2日目、日曜日は一転してダイナミックな情熱のサンバフェスティバルを開催しています。それ以前は阿波踊りをやっていました。他の近隣地域でもやっていたものですし、もっとオリジナルなイベントを、と考えた時に、ちょうど大学の後輩がラテン研究会をやっていたんですよ。それで「学生サンバ連合」を私が招いたのがはじまりです。
先程申し上げたように、遠方からも人が訪れる街です。2022年は中止になってしまいましたが、基本は4つのサンバチーム・約300人がパレードします。ヒューマンであたたかな街ですが、この時ばかりはきらびやかで華やかです。
ブルーベリー発祥の地
飯野氏
花小金井はブルーベリー発祥の地でもあります。駅南口ロータリー内には標柱も建てられています。シンボルマークをデザインしたのは、私の後輩・武蔵野美術大学の学生です。市内には摘み取りができる農園がありますので、お住まいになったら是非体験していただきたいですね。また特産品のお菓子などもありますよ。
バス便も充実・暮らしを楽しめる環境
飯野氏
「花小金井」駅は、「国分寺」「吉祥寺」「武蔵小金井」をはじめ、JR中央線方面へはかなりのバス便があります。南口からはもちろん、北口・「西友」の近くからも出ていて、中央線の駅よりバス便は多いのではないでしょうか。中央線駅まで飲みに行く時などは、私も使いますよ。「武蔵小金井」行は分単位で出ています。また南口からは、市営バスのぶるべー号も運行していて、病院通いに使うなど、お年寄りをはじめ地元の方に活用されています。
バス便の詳細は公式HPのアクセスページをご覧ください。
「住む」こと、「暮らす」こと、利便施設が暮らしという日常に、
時にあたたかく、時に贅沢な彩りを添えて寄り添う街。
だからこそそこにあるのは、ヒューマンサイズの豊かさ。
丁寧なものづくりに込められた味覚が、おおらかな自然が、
「暮らす」ことの喜びを深めてくれる街です。
掲載の距離・徒歩分数は地図上を計測し80mを1分として算出(端数は切上げ)したものです。
掲載のimage photoはイメージであり、実際とは異なります。
掲載の情報は2023年3月時点のもので、今後変更になる場合がございます。